2008年10月18日土曜日

Johnny Cash - Hurt



(NINのOriginal)

Johnny Cashが最後にレコーディングしたといわれている曲。
Nine Inch NailsのHurt。

Originalを凌駕するインパクト。
この前初めて聞いたんだけれど、Johnny Cashがこの曲を
歌ったことに驚いたし、この出来栄えに脱帽。

もともと大好きな曲だったけれど、Johnny Cashが歌うと
NINとはまったく違う曲になるんだな・・・

涙がでるよ、このカバー。

この曲について、書いているpokechobiさんのブログがとても面白かった。

下は、ブログに載っていたTrent Reznorのコメント。

 トレント・レズナー; ジョニー・キャッシュ「Hurt」

「『ハート』は一日で書いた。最高に奇妙なんだが、あれを書いた時、俺はその先自分に何が降りかかってくるかなんて考えてもみなかった。ドラッグのメタファーは使ったけど、あの時の俺はジャンキーじゃなかったんだよ。ところが後でそうなっちまったわけだから、あれは一種の予言だよね。リック・ルービンは元々友達なんだけど、彼が電話してきて、『ジョニー・キャッシュに“ハート”をカバーしてもらっていいかな?』って言われた。『もちろん』って。面白いコンセプトだと思ったよ。ビデオの台本も読ませてもらったんだ。監督をやったマーク・ロマネックも友達だったから。出たいかって一度聞かれたけど、俺はジョニー・キャッシュ・ミュージアムで掃除してる奴かなんかで、ジョニー・デップも出るとか言う話で、なんかピントこなかったんだ。
 しばらくしてCDが届いて、それを聴いたら、自分の恋人と他の奴がいちゃついてるのを見てるような気分がした。これは俺の歌で、俺の魂と頭から出てきたものなのに、その言葉がこんな図太い声に乗って聞こえてくる。一度しか聴かなかった。しっかり受け止められる状態じゃなくてさ。それからビデオができた。朝一番に見観て・・・・それで一日が終わった。涙が溢れてきちゃってさ。あの歌にあんなエモーショナルな力があったなんて信じられなくて、そしてジョニー・キャッシュがあの歌をやることの意味がそのとき完全に納得できたんだ。でもそれだけじゃない。あの瞬間、音楽の美しさ、力強さに、俺はものすごい衝撃を受けた。ちょうどあの頃の俺は不安定な状態で、自分にできることなんてあるのか、言えることなんてあるのかって、わからなくなってる時だったんだよ。
 あの歌は俺の頭の中の醜い部分から出てきたものだった。それが数年後、違う世界のイコンが、俺の歌に入り込んで来てくれた。そしてあんな素晴らしいヴィジュアル・アートが作られて、俺のヴァージョンには決してできなかった力強さで、あの歌に表現を与えてくれた。胸にこみ上げるものがあったよ。ぐらついてた時期だっただけに、神様がぎゅっと抱きしめてくれたような気がした。」



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